金沢市で地方議員らが中心となって「日台交流サミット」を開催した。1年間で約282万人が訪日し、約163万人が訪台する両国。経済や観光、文化など各分野で交流の輪が着実に広がっている。
台湾との交流活動に取り組む九都道府県、9市議会の議員らが参加。全国日台友好議連協議会を発足させ、来年5月の次回サミットで設立総会を開くことを決めた。徳島からは徳島県日華親善協会の折目信也会長はじめ、副会長や顧問、青年部長らが招待参加した。
サミットには、大江康弘亜東親善協会会長、谷本正憲石川県知事、山野之義金沢市長、馳浩衆院議員、中村勲石川県議会議長、福田太郎金沢市議会議長らが来賓として出席した。台湾側からは、総督府最高顧問の寥了以氏や台南市の顔純左副市長、台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表や台北駐大阪経済文化弁事処の蔡明耀処長ら台湾の日本領事館幹部らが招かれた。
金沢市日台親善議員連盟の安達前・会長のあいさつで「日台交流サミット」は開会した。安達会長は、数多い日台の親睦団体の意識を統一するため、継続的に日台交流サミットを開催したいという気持ちを訴えた
大江康弘・亜東親善協会会長は、民間レベルでの交流を深めるために個々の日本人が日台親善大使であるという思いをもって交流すべきと述べた。
「日台交流サミットin金沢」には台湾の有識者、および数多くの日台親善団体の人員が参加した。写真は蔡明耀・台北駐大阪経済文化弁事処処長(壇上左)。日本国内で開催される日台親善の場に積極的に参加をしてくれる人物だ。
会場には約500名の関係者が一同に介した。写真はカンファレンス中の様子。
谷本正憲・石川県知事。日台友好の礎となった八田与一技師(金沢市出身)の逸話を壇上で披露。更なる友好親善に向けての話をおこなった。
山野之義・金沢市長は金沢市と台南市の友好関係を強調、さらに石川県と台湾の友好について述べた
金沢市出身の馳浩・衆院議員も登壇し同サミット開催の祝辞と日台友好の重要性について語った。
顔・台南市副市長(写真左から2人目)と共に記念撮影。写真奥右から2人目が当会折目会長。前列左が久積副会長、右が佐々木青年部長
友好の証として壇上に上がって手を振る当会・久積副会長。右隣にいる女性は台湾の方だ。左隣にいるのは台湾の伝統的な子供の神様である「三太子」だ。台湾では各種イベントを盛り上げる陽気な被り物キャラクターとしてしられている。
同サミットを終始サポートしてくれた「加賀友禅大使」の皆さん。色鮮やかな加賀友禅に身を包み、ゲストの目をひいた。
石川県の伝統舞踊「百万石おどり」に魅了された会場風景。ダイナミックで艶やかな踊りだ