黄水益部長が逝去、台北駐大阪経済文化弁事処、阿波踊りの台湾派遣など日台交流に貢献…。

 8月3日に逝去した台北駐大阪経済文化弁事処(大阪領事館に相当)の黄水益部長。きさくな人柄で知られた外交官で、日台の交流推進で多大な功績を残した。プライベートでは夫人の歐月娟さんと二人の女の子に囲まれ、慈愛に満ちた家族生活を送った。

 死因は脳出血。担当する関西や四国の行政関係者との懇親会の後、突然体調を崩した。意識不明のまま救急車で病院に運ばれたが、手の施しようがなく、帰らぬ人となった。

 台湾大学政治学科卒業後、外交官試験に合格。外交部に採用された。日本通で知られ、外交部アジア局、横浜や福岡、大阪の弁事処で勤務した。日本では「温厚で気さくな外交官」として知られ、人脈を広げた。

 NPO法人徳島日台親善協会とタイアップして、様々な交流イベントを推進した。阿波踊りの高雄、台南、台中各市のイベント出演では、各自治体との調整役を担うなど、日台の文化交流事業で数多くの実績を残した。

 プライベートでも徳島との絆を深めた。徳島日台親善協会の案内で渦潮など徳島の観光スポットを視察。家族四人が鳴門の渦潮観潮船や渦の道を散策。徳島ならではの自然の魅力に仲睦まじく感嘆の声を上げた。

 8月6日に大阪の愛ホールで行われた告別式には、日台両国から多くの人々が駆け付け、突然の死を惜しんだ。父親の突然の死に号泣する愛娘の姿が参列者の涙を誘った。享年59歳。日台交流に身を捧げた外交官に、合掌。

-略歴-

1960.4.28台湾生まれ
1978.6 高雄高校卒
1982.6 台湾大学政治学科国際関係論組卒
1985.12 外交部第19期外交官試験合格
1987.4-1995.3 東京大学大学院総合文化研究科相関社会科学専攻留学。修士号取得、博士課程終了。
1995.7 外交部アジア局日本科勤務
1999.1-2004.7 横浜弁事処勤務
2005.1-2008.1 外交部アジア局日本科長
2008.1-2014.1 福岡弁事処勤務
2014.1-2016.1 外交部アジア局日本政務組勤務
2016.1 大阪弁事処勤務
2019.8.3 急逝

 

Copyright Tokushimaken Japan-Taiwan Friendship Association 最終更新日 2019.08.14